こどもはこども、自分は自分の人生を生きられるように
しなやかな子育ての軸を育むための場所「モンテッソーリペアレンツ」。この、ひとりひとりの「はぐくむ」ストーリーでは、受講生ひとりひとりの子育ての軸を育む旅路をお届けします。
モンテッソーリペアレンツには、子育ての軸を育むための「MP COMPASS〜7つの指針〜」があります。毎月開催するワークショップでは、この7つの指針をひとつひとつ取り上げながら「どうありたいか(Being)」「そのためにどうするか(Doing)」を思考・言語化することで自分の中に気付きが生まれ、このサイクルを繰り返すことで、子育ての軸を育む(Having)ことを目指していきます。
“今ここ“に集中して自分と向き合い思考し、出てきた言葉や気付きが、自分らしい“しなやかな子育ての軸“を育むピースのひとつになっていきます。
今回お話を聞かせてくださるのは、K.Sさんです。
ご職業:育休中
お住まい:東京都
お子さまのご年齢:2歳女の子、0歳女の子
2022年12月のワークショップは、「対等に見る」をテーマに開催されました。モンテッソーリ教育では、経験や実力の差に関係なく、こどもをひとりの人間として「対等に見る」ことが大切だと考えられています。今回のワークショップでも、参加者のみなさん自身の経験や感情を振り返りながら、こどもを「対等に見る」ことについて思考を深めていきました。
Kさん、こんにちは!本日もワークショップへのご参加ありがとうございました。3回目のワークショップはいかがでしたか?
ワークショップでは、深く思考を巡らすことで、子育てだけでなくもっと広い意味での人とのかかわりについて学びが得られるなと感じています。
Kさんは具体的にどのように思考を巡らせ、ご自身にどんな変化を感じられているのでしょうか。詳しくお話を伺いさせてください。
深く思考することで、考えを具体化させてくれるワークショップ
ワークショップでは、講師や他の参加者の方々の考えなど、自分ひとりでは出てこない発想に触れることができるのがいいですね。受講期間中は、(そうした第三者の考え方を)できるだけ自分の中に取り入れていきたいなと思っています。
学びや気付きを繰り返し言語化し、実行する
ワークショップでの気付きを忘れてしまうこともありますが、ワークショップ後も定期的に「振り返りましょう」というメールをいただくので、いったん立ち戻ることができます。流れていってしまいそうなものをまた言語化し、日々の事象につなげるよう意識できるようになりました。
こどもはこども、自分は自分の人生を生きる
ふたり目が産まれてからは、モンテッソーリ教育に対し自分が「いいな」と感じるその「何か」をきちんと説明できればと思い、モンテッソーリペアレンツの受講に至りました。学校だけでなく家庭の中にこそこどもが育つ機会があると感じ、「子育てに取り入れるためのモンテッソーリ教育を学びたい」と思ったんです。
悩みながら向き合い、そうすることで自分やこどもが変わっていく。やはり子育てに正解はないのかもしれませんが、その状態であることができていればいいのかなと思えるようになったんです。
そこには、「子育てを言い訳に、自分の人生を置いておくということをしない」という戒めも含んでいます。こどもはこどもの、私(親)は私の人生を生きなければいけないと思っているんです。これはパートナーシップや仕事、さまざまな部分で同じように応用できる考え方なので、「子育ての軸」というよりは、もう少し広い意味での軸とも言えますね。その中のひとつとしてこどもとの関係があるんだと、そんなふうに考えています。
子育てのためのモンテッソーリ教育がオンラインで学べる!
モンテッソーリペアレンツは、子育てに特化したモンテッソーリ教育のマインド・知識・こどもへのかかわり方を体系的に学び、子育て力が身につくオンラインスクールです。
モンテッソーリ教育を学んで、お子さんとの毎日もっと楽しいものにしませんか?子育てを一緒に考え、支え合える仲間が待っています。
フランス在住ライター。教育、語学、旅、文化などについて執筆。日英翻訳も行う。大学卒業後渡英、ロンドンでライター活動を開始。その後日本で英会話講師や編集業を経たのち、インターナショナルスクールで5年間幼児教育に携わる。現在は、フランス南西の街トゥールーズで、日本にルーツを持つ幼児たちに日本語教育も行っている。