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トッポンチーノ、モンテッソーリ、赤ちゃん

赤ちゃんへの最初の贈り物に。モンテッソーリ教育の抱っこ布団、トッポンチーノの効果

最終更新日: 公開日:

まもなく出産を迎えられる方、生後間もない赤ちゃんを育てている方。トッポンチーノというベビー用品をご存知でしょうか?

トッポンチーノとは、赤ちゃんを抱っこする際に使用する小さなお布団のこと。モンテッソーリ教育で考案されました。まだ身体が安定しない生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこするのは、赤ちゃんにとっても大人にとっても不安なもの。そんな時、トッポンチーノを介して抱っこすることで、赤ちゃんだけでなく大人も安心感を得られると言われています。

しかし具体的にどのような効果があり、どのような場面で活用できるのでしょう。今回は、出産準備や出産祝いにもぴったりのトッポンチーノについてご紹介します。

トッポンチーノって何?

生まれたばかりの赤ちゃんが収まる小さな抱っこ用お布団、トッポンチーノ。モンテッソーリ教育における赤ちゃんの最適なお世話の方法を試行する中で考案されました。

「抱っこ用お布団なんて必要あるの?効果は?」
トッポンチーノという言葉を初めて聞く方は、こんな疑問を抱くかもしれません。まずはその点から見ていきましょう。

トッポンチーノ、モンテッソーリ教育、赤ちゃん

首も座らずふにゃふにゃの赤ちゃん。抱っこする大人もドキドキするものですが、不安なのは赤ちゃんも同じです。10ヶ月間子宮で守られていた赤ちゃんにとって、この世界は未知の連続。

初めての音や匂い。新しいことだらけの環境で、パパやママだけでなく、兄姉や親戚など、さまざまな心地の腕で抱き上げられる。想像してみると、赤ちゃんの「落ち着かない!」という感覚もわかりますよね。

そんな時に助けとなってくれるのがトッポンチーノです。赤ちゃんがトッポンチーノの上に横になった状態で抱き上げ、トッポンチーノを介して抱っこしてあげる。こうすることで、誰が抱っこしても赤ちゃんにとっていつも同じ心地よさが保たれます。これがトッポンチーノが抱っこ布団と呼ばれ、赤ちゃんに安心感をもたらすとされる理由なのです。

トッポンチーノの効果

トッポンチーノ、赤ちゃん、モンテッソーリ教育

トッポンチーノの効果は、大きく分けて2つの側面があります。

トッポンチーノの効果
  1. 赤ちゃんに安心感をもたらしてくれる
  2. 大人に落ち着きをもたらしてくれる

それぞれ見ていきましょう。

①赤ちゃんに安心感をもたらしてくれる

生まれたばかりの赤ちゃんに、まず育んでもらいたい大切なこと。それは自分が生まれ出た世界を好きになることです。

「ここが好き、ここでいろんなことをしてみたい!」
自分がいる環境を愛せること。それはこどもがこのような気持ちを育んでいくために必要不可欠な要素なのです。

その成長を助けるために私たちができるのは、いつも同じ心地の居場所を作ってあげることです。新しさで満ちた世界に、いつも同じ心地の場所がある。それだけで赤ちゃんはやすらぎを得ることができます。

トッポンチーノは生後直後から使えるため、パパやママ、赤ちゃん自身の匂いがたっぷり染み込んでいきます。また使えば使うほど赤ちゃんの身体がなじむため、赤ちゃんにとって唯一無二の心地を与えてくれる存在となっていくのです。

② 大人に落ち着きをもたらしてくれる

新しい命を迎え、初めての環境で過ごすのは大人も同じです。最初は抱っこの加減がわからず、泣き出す赤ちゃんに戸惑うこともあるでしょう。また上にお子さんがいる場合、赤ちゃんと満足に向き合えないことも出てくるかもしれません。しかし、産後の疲れやストレスを感じる中、心身の負担は少しでも取り除いていきたいものです。

そんな大人の味方にもなってくれるのがトッポンチーノです。赤ちゃんの抱っこに慣れない大人も、トッポンチーノを介すことでいつも同じ心地で赤ちゃんを抱っこしてあげられる。そして赤ちゃんが落ち着く居場所がある。トッポンチーノに包まれ安心する赤ちゃんの姿を見て、大人自身も心を落ち着かせることができるのです。

使い方はさまざま、トッポンチーノ使用シーン

モンテッソーリ教育、トッポンチーノ、赤ちゃん

軽く、折りたたむことができ持ち運びにも便利なトッポンチーノ。抱っこ以外にも、日常のあらゆる場面で活躍してくれます。

トッポンチーノの使用シーン例
  1. 赤ちゃんが起きている時の居場所に
  2. おむつ替えやお着替えの場に
  3. 授乳時のサポートに
  4. 外出時の赤ちゃんの居場所に
  5. 【その他】おくるみとは何がちがうの?

①赤ちゃんが起きている時の居場所に

生まれて数ヶ月の赤ちゃんは、一日の大半を眠って過ごします。それでは目を覚ましている少しの時間、どのような環境を用意してあげるのがよいのでしょう。

モンテッソーリ教育では、赤ちゃんが動きたい時に自由に動ける環境を用意してあげることが大切だと考えられています。最初は無意識にでも、何度も動かすことで徐々に思うように動かせるようになるからです。そのため、赤ちゃんの居場所は床の上など開けた空間に作ってあげるのがおすすめです。こうすることで、赤ちゃんは視界を広く保て身体を自由に動かすことができます

赤ちゃんをどこにでも寝かすというわけにはいきませんが、トッポンチーノを敷けば床の上でもすぐに心地のいい居場所を作ってあげられます。トッポンチーノを居場所とすることで、赤ちゃんは安心感を得られるだけでなく、「動く自由」も保障してもらえるのです。

おむつ替えやお着替えの場に

トッポンチーノは、おむつ替えやお着替え、お風呂上がりの保湿場所などにも最適です。たとえば同じお家の中でも、上のお子さんの都合やお家の構造上、さっと移動できないこともありますよね。トッポンチーノが一枚あれば、どのお部屋にいてもすぐに赤ちゃんの居場所を用意してあげることができます。

③授乳時のサポートに

授乳時、授乳クッションと赤ちゃんの間にトッポンチーノを入れ、高さ調整をするのもおすすめの使い方です。授乳やミルクをあげるのに慣れないうちは、つい無理な姿勢をとってしまいがち。そんな時、必要に応じてトッポンチーノの畳み方を変え、ほどよい高さに調整します。こうすることで身体への負担を軽減することができるのです。

④外出時の赤ちゃんの居場所に

退院、通院、お宮参り、外食にピクニック。赤ちゃんとの外出も、最初はナーバスになってしまうものです。

「新しい場所で赤ちゃんが不安がるかな?」
「おむつ替えをする場所がなかったらどうしよう」
外出につきもののこんな不安にも、トッポンチーノが寄り添ってくれます。おむつ替えやお着換えの場所として、また赤ちゃんの居場所として。「いつもと同じ心地」が、外出先でも赤ちゃんにやすらぎを運んでくれます。

【その他】おくるみとの違い

赤ちゃんに安心してもらう手段として、おくるみを使ったおひなまきを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、実際ほどよい加減で赤ちゃんを巻くことに難しさを感じる方も多いかと思います。

また、すでにご紹介した通り、赤ちゃんには「動きたい」という欲求があります。そのため、赤ちゃんの動きを制限するおひなまきはあくまで一時的な方法とするのがおすすめです。一方、トッポンチーノは赤ちゃんの動きを制限することがありませんし、誰でも抱っこがしやすいという手軽さがあります。

子育てに寄り添ってくれるトッポンチーノ

トッポンチーノ、赤ちゃん、モンテッソーリ教育

トッポンチーノが抱っこ布団として活躍するのは、生後6ヶ月くらいまで。しかしその後も、二つ折にするなどして枕やクッションとして二次利用することができます。

すぐにサイズアウトしてしまう多くの赤ちゃん用品。そんな中、生まれた時からなじみのあるものがひとつでも身近にあるというのは、赤ちゃんに大きな安心感をもたらしてくれます。赤ちゃん、そして私たちの子育てに長く寄り添ってくれるトッポンチーノ。家族にとって、かけがえのない存在になってくれるはずです。

まとめ

「出産準備、何を用意したらいいの?」
「大切なあの人への出産祝い、何にしよう?」
こんなふうに迷われている方は、オーガニックコットンを使ったmu ne meのトッポンチーノをご検討されてみてはいかがでしょうか。あなたの傍らに、子育てを一緒に歩んでくれるトッポンチーノを。赤ちゃんへの最初の贈り物として、赤ちゃんが安心できる居場所の準備を始めましょう。

mu ne me

mu ne me(ムネメ)の公式サイトはこちら
https://muneme.jp/

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この記事を書いた人
Mariko Dedap
ライター / 保育士 / 中高美術教諭

フランス在住ライター。教育、語学、旅、文化などについて執筆。日英翻訳も行う。大学卒業後渡英、ロンドンでライター活動を開始。その後日本で英会話講師や編集業を経たのち、インターナショナルスクールで5年間幼児教育に携わる。現在は、フランス南西の街トゥールーズで、日本にルーツを持つ幼児たちに日本語教育も行っている。

この記事の監修者
モンテッソーリ教師あきえ
モンテッソーリ教師あきえ
国際モンテッソーリ協会(AMI)ディプロマ / 保育士 / 幼稚園教諭 / 小学校教諭

Montessori Parentsファウンダー兼講師。公立の幼稚園教諭をしていた頃、日本の一斉教育に疑問を抱きモンテッソーリ教師に。現在は「子どもが尊重される社会」を目指して、モンテッソーリ教育に沿った子どもや子育てについての発信を行ってます。

▼著書
「モンテッソーリ教育が教えてくれた『信じる』子育て」(すばる舎)
「モンテッソーリ流 声かけ変換ワークブック」(宝島社)

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