こどものわがままどこまで対応する?モンテッソーリ流3つのコツ

「着替えさせて」「パパがやって」「ママこれ買って!」など、日々こどもと過ごしていると、こどもからさまざまな要求が出てきますよね。

そんなとき、どこまでその要求に応えるべきか、要求に応えてしまうとこどもがわがままになるのではないか、といった疑問や不安を感じることがあるかと思います。

この記事では、こどもの自立や発達を助けるために、大人がどこまで対応すべきかについてお伝えしたいと思います。

「甘える」と「甘やかす」の違い

もう自分で着替えられるはずなのに「ママがやって」と言ったり、自分で歩けるはずなのに「パパ抱っこ」と言ったり、テレビを消すと事前に約束をしたのに「もっと見たいー!」と泣き叫んだり……。大人から見ると「わがまま」と捉えられる様子をこどもが見せることがありますよね。こどもがこのような姿を見せたとき、「ここで手を貸すことは甘やかすことになるのではないか」「いつもいつもこどもの要求に応えていたら、こどもが自立しなくなるのではないか」と不安に思ったり、どこまで受け入れるべきか判断に迷う方もいらっしゃると思います。

ここでまず考えたいのが、「甘える」ことと、「甘やかす」ことの違いです。

「甘える」というのは、信頼している人に頼って、助けてもらうこと。また、淋しい、悲しいなどの感情を信頼する人に伝え、その心を満たしてもらうこと。この「甘える=頼る」というのは、決して悪いことではなく、これからの人生を生きていくうえで必要な力です。そして、頼ったら助けてもらえる、甘えたら受け入れてもらえる、という経験こそがこどもの「甘える力」を育み、親子の信頼関係を育んでいきます。そのため、こどもが求めることにはおおいに応えて大丈夫なのです。

一方、甘やかすというのは、こどもが頼んでいないことを大人が先回りしてやってしまったり、目の前のこどもの様子に振り回されてルールや規則を変えてしまったりすることです。こどもが自分でできるはずなのに、大人がやったほうが早いからとこどもの身支度に手を貸してしまったり、「もっとテレビを見たい」とこどもが泣き叫ぶのを見て、約束を変えて見せてしまったり……。このような対応は、こどもの自立を妨げることになりかねないので気をつけたいですね。

こどもが「わがままを言っている」と感じたとき、こどもが「甘えている=頼っている」のか、対応することが「甘やかし」になるのか、こどもがどのような助けを必要としているのか、という視点で判断してみるのがおすすめです。

こどものわがままへの対処法3つのコツ

それでは、こどもが何かを要求をしてきたときにどのように対応するとよいか、3つのコツを見ていきましょう。

まずは受け止め、こどもの姿を判断する

「着替えさせてほしいんだね」「抱っこしてほしいんだね」「もっとテレビを見たかったんだね」などと、まずは全面的にこどもの気持ちを受け止めましょう。「●●したいんだね」「●●してほしいんだね」などと、気持ちを代弁するのがおすすめです。「もう●歳でしょ!」「わがまま言わないの!」などと突き放す必要はありません。何歳でもまずは目の前のこどもの姿を受け止めることが大事。受け止めてもらえた、共感してもらえたという事実が、こどもの安心感につながり、こどもの心を育む土台となっていきます。

そして、先ほどお伝えしたように、こどもが「甘えている=頼っている」のか、対応することが「甘やかし」になるのかを判断しましょう。

手伝うというスタンスでかかわる

こどもが「甘えている=頼っている」場合におすすめのかかわり方が、「あなたのことを手伝いますよ」というスタンスです。

例えば「着替えさせて」とこどもが言った場合、「じゃあ、着せるのを手伝うから、脱ぐのは自分でやってね」などと伝えることができます。「着るのと脱ぐの、どちらを自分でやる?」などと選択肢を示すのもいいですね。また、服を頭からかぶせてあげて、腕を通すところは自分でできるようにするなど、こどもが能動的にやることができるように助けることもおすすめです。

歩けるはずなのに「抱っこして」と言うこどもに対しては、「あそこまで歩いたら抱っこしようか」などと伝えることができます。

こどもが自分事と捉えることができるように、あくまでも「手伝うよ」というスタンスでいることがおすすめです。

「甘やかし」はしない

こどもはこの社会で生きていくうえでのルールを学んでいる最中です。こどもがルールを学んでいくことができるよう、目の前のこどもの要求に大人が振り回されてルールや制限を変えてしまったりすることについては、しないようにしましょう。

目の前でこどもが泣き叫んでいるのを見ると、つい譲歩して制限をゆるめてしまったり、当初の約束を変えてしまったりしたくなるかもしれません。しかし、「この番組を見たらテレビを消す」と約束したのであれば、約束は守るものだということを伝えていく必要があります。大人がこどもの姿に振り回されず、しっかりと線引きをしていくことが大切です。大人が一貫性を保つようにしましょう。

また、こどもはコントロール力が未発達で、その力を身につけようとしているところでもあります。泣き叫ぶような姿を見せても、「約束したでしょ!」「わがまま言わないの!」などと叱ったり怒ったりする必要はありません。「これを見たら消すって、お約束したもんね。消そうね」などと、あくまで大人が過剰に反応しすぎずに対応するというのもポイントです。

コンディションも考慮に入れよう

最後に忘れないようにしておきたいことが、こどものコンディションも考慮するということです。大人でも眠かったり、お腹が空いていたり、疲れていたりするときは、エネルギーが足りず意志力が弱まると思います。それはこどもも同じこと。

そのようなときは、「わかったよ、手伝うね」などと、全部やってあげても大丈夫です。年齢に関係なく、こどものコンディションを見極めて、臨機応変に対応していくことも視野に入れておきましょう。

こどものことを受け止められるようにするために、大人のコンディションが整っているということも大事ですね。

まとめ

さて、ここまでお読みいただいていかがでしたでしょうか?「こどもの要求を受け入れているとわがままになってしまうのではないか?」「どこまで対応したらよいのだろう?」という疑問について、解決することができたでしょうか。

こどもを一人の人格ある人間として、思いやりのあるかかわりをするということと、こどもの言いなりになって好き放題させるということは違います。ここをしっかり区別することで、こどもの自立心を育む手助けができるでしょう。

こどもがこの先の人生を歩んでいく力を身につけるためにも、目の前のこどもがどのような助けを求めているかを判断して、こどもの育ちを助けていくことができるようにしたいですね。

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