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癇癪でイヤイヤ~と大泣き! 大人はどう対応する?3つのポイント

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こどもが「ギャー」と大声を出して突然泣き出したり、癇癪を起こして自分でもわけがわからなくなっていることがありますよね。それが俗に言う「イヤイヤ期」であっても、そうでなくても、いっしょにいる私たち大人は「早く泣き止ませなければ!」という使命感にかられてしまいがち。

こどもが感情を爆発させた時に、どのように感情のコントロールを助けることが望ましいか。具体的な対応方法ををモンテッソーリ教育に沿って見ていきましょう。

泣いている時にこどもの中では「あること」が起きている

泣いているこども

0~6歳の乳幼児期は、まだまだ自分をコントロールしていく力が未発達。小さな意志力とコントロールする力を総動員してコントロールしようとします。しかし、まだ上手にコントロールできず、感情があふれ出す形で「泣く」という行為に至ります。

また、いつもだったら我慢できることでも、眠い・疲れた・おなかが空いたなどのコンディションが悪い時は、さらに「泣く」という行為が激しくなったり、我慢ができなかったりすると思います。

泣いているこどもは「自分の感情に折り合いをつける」という経験をしている真っただ中。

そんな時、私たち大人がどのようにかかわっていくのがいいでしょう?

早く泣き止ませようとしなくていい

こどもに寄り添う大人

他の人の迷惑になる、泣いている声を聞いていたくないなどの理由から、とにかく早く泣き止んで欲しいと思ってしまいますよね。しかし、先ほどもお話したように、この時のこどもは自分の感情に折り合いをつけている最中。

具体的にはどのようにかかわっていけばいいのでしょうか?

かかわりポイント① 待つ

こどもがなかなか泣き止まないときは、「何が嫌だったの?」と、泣いている理由を探さなくても大丈夫です。

現状を実況中継するかのように「何かが嫌だったんだね」「〇〇ちゃんは怒ってるんだね」と、伝えてあげましょう。

その時に「さわらないで」「来ないで」と言ってくることもあるかと思います。

声かけ例
  • 「わかったよ。ここにいるからね!」
  • 「呼んでくれたらいつでも行くよ」

言葉では「来ないで」と言っても、見捨てていいという意味ではありません。上記のように声をかけて、心は離さないということをアピールすることが、こどもの安心感にもつながります。

かかわりポイント② 切り替えを助ける

こどもが「ギャーッ」となっている時、そもそもなんで泣いているのか分からなくなっていたり、泣いている間に嫌なことのポイントが変わったり、本人も訳が分からない状態。なので、いつものように受け止める、代弁するなどのかかわりでは全然効果がないこともありますよね。

そんな時に試してみて欲しいのが、行動や環境の切り替えを助けるということです。

声かけ例
  • 行動「お茶でも飲もうか?」
  • 行動「絵本でも読まない?」
  • 行動「1回ギューさせてくれる?」
  • 環境「お外に行ってみようか」
  • 環境「手をつないでお庭に出てみない?」
  • 環境「寝室でゆっくりお話しよう」

このように、我々の引き出しをどんどん出すかのように、行動や環境の切り替えを促してあげましょう。「ギャーッ」となっている渦の中からこどもを引き出してあげるイメージです。

かかわりポイント③ 依存性の高い行動の切り替えを避ける

早く泣き止んで欲しい一心で、つい目先の利益だけを考えてしまうことがあります。以下のような行動の切り替えは依存性が高く、一度は泣き止んでも、また同じようなシチュエーションで泣き止まないということが起きるので注意しましょう。

依存性の高い切り替え例
  • 「お菓子を食べていいからもう泣くのをやめて」
  • 「動画を見ていいから泣き止んで」
  • 「いいもの買ってあげるからもう泣かないよ」

このような行動の切り替えは「お菓子が食べたいがために泣くのをやめる」「動画が見たいから泣き止む」ということになります。

長い目で見た時に、何かもので釣ったり、脅しで行動を促すより、感情をコントロールするスキルや方法をこどもと一緒に探していくほうがいいですよね。

このようなかかわりが、これからの人生で長く使っていく「感情のコントロール力」や「気持ちを落ち着かせる力」に繋がっていきます。

どうして感情をコントロールすることが大切なの?

泣いているこども

私たち人間は感情を伴う生き物です。長い人生の中で感情をコントロールしながら、様々なことをしていかなければなりません。そのために「感情のコントロール力」は必須とも言えます。

例えば、「目標に向かって何かに取り組む」「周りの人と心地よいコミュニケーションを取る」。このような場面で、感情のコントロール力が必要になります。そして、それを実現していくことは、幸福感にも直結しています。そのため、「感情のコントロール力」を身につけることは、これから長い人生を生きていく上で「生きる力」を身につけることにもなるのです。

こどもの癇癪は、対応に困ることが多く、大人が疲弊してしまうことも多くありますよね。そのような時には、今回ご紹介した3つのポイントを意識してかかわることで、一生涯使う「生きる力」を育む助けにもなっていきます。

まとめ

声をかけるお父さん

こどもだけではなく、大人でも疲れている時や寝不足の時は、いつもよりイライラして、感情をコントロールできなくなることがあります。

こどもの意志力は大人よりも未発達なため、一度泣き出したらなかなか切り替えることができないということはよく起こります。

そんな時は、「泣き止ませよう」から「寄り添おう」のマインドに切り替えるのがおすすめです。

早く泣き止ませようとするよりも、「一生懸命自分の感情に折り合いをつけようと頑張っているところなんだ」と考えると、イライラしたり焦る気持ちが少し軽減されるでしょう。

思い通りにいかないと泣いたり、物を投げたりするする。そのような風に悩んでいる方は、「思い通りにならないと泣く、ものを投げる!モンテッソーリ子育てのコツ、3ステップ」も合わせて

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この記事を書いた人
本間綾
本間綾
ライター

出版社勤務を経て、出産を機にフリーランスに。育児書や児童書、Webメディアなど、ママパパ向けの媒体での執筆がメイン。7歳と11歳の娘の母。

この記事の監修者
モンテッソーリ教師あきえ
モンテッソーリ教師あきえ
国際モンテッソーリ協会(AMI)ディプロマ / 保育士 / 幼稚園教諭 / 小学校教諭

Montessori Parentsファウンダー兼講師。公立の幼稚園教諭をしていた頃、日本の一斉教育に疑問を抱きモンテッソーリ教師に。現在は「子どもが尊重される社会」を目指して、モンテッソーリ教育に沿った子どもや子育てについての発信を行ってます。

▼著書
「モンテッソーリ教育が教えてくれた『信じる』子育て」(すばる舎)
「モンテッソーリ流 声かけ変換ワークブック」(宝島社)

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