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こどもの好奇心がぐんぐん育まれる「3つのポイント」

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「もっと知りたい」「なんでこうなるんだろう?」「やってみたい!」このようなこどもの好奇心は、学びの原点です。

「できることなら、我が子にはいろいろなことに好奇心をもって積極的に取り組んでほしい」と思う方も少なくないと思います。

実は、好奇心は育んでいくもの。こどもの好奇心の育みには、大人のかかわりが大きく影響します。一体どのようなかかわりがこどもの好奇心を育んでいくのでしょうか。

この記事では、こどもの好奇心が育まれるポイントについてご紹介していきます。

好奇心はすべてのはじまり

「これってなんだろう?」という物への興味、「この人と話したい」という他者への興味、これらのすべてのはじまりは「好奇心」です。

好奇心があるから、さまざまなことを知ることができ、知ることで安心したり、愛着が湧いたりして、環境に適応したり、人間関係を構築していくことができます。そうして世界が広がり、その楽しさを知ると、さらに好奇心が生まれていき、さらなる探索をしたり、能動的な行動をとったりするようになっていきます。それが、知性や自主性を育み、満足感や自己肯定感、自己効力感をも育むことにつながります

このように、好奇心はすべてのはじまりであり、大切にしていきたいものなのです。

好奇心は育むもの

「こどもは好奇心のかたまりだ」という表現を見聞きすることがあります。確かに、こどもは好奇心で満ちあふれていて、いろいろなことを知りたい、試したいという強いエネルギーを発しています。しかし、その好奇心は、生まれもったものでもありますが、後天的に育まれていくものでもあります。

こどもが好奇心の芽を出したときに、大人がどのような反応を示していくかがとても大切なのです。気づかぬうちにその芽を摘み取ってしまわぬよう、大切に育んでいけるよう、大人が上手にかかわっていきたいですね。

こどもの好奇心が育まれる3つのポイント

それでは、こどもの好奇心が育まれるポイントについて見ていきましょう。

①こどもの質問に丁寧に答える

1つ目のポイントは、「こどもの質問に丁寧に答える」ということです。

特に1歳ごろにやってくる「なになに期」と3歳ごろにやってくる「なぜなぜ期」は、まさに好奇心の芽が飛び出している時期。あらゆる物の名前を「あれはなに?」「これはなに?」と聞いたり、あらゆることに対して「なんで?」「どうして?」「だれと?」などと疑問を投げかけてきます。

これらの質問や疑問に対して、真摯に答えていくことが、私たち大人がこどもの好奇心を育むためにできる最初のステップです。この時期は、次から次へと質問が繰り出され、大人が疲弊してしまいそうになることもあるのですが、ここで「もうそんなこといいから!」「わからないから聞かないで!」などと切り捨ててしまうことは避けたいですね。忙しい日々の中ですべての質問に詳細に答えるのは難しいですが、答えようとする姿勢がなにより大事。「質問を受け止めてもらえた」という気持ちが、こどもの好奇心を育むことにつながるということを忘れないでおきたいです。

②好奇心の芽を摘まない

2つ目のポイントは、こどもの「好奇心の芽を摘まない」ということです。

こどもの中にせっかく芽生えた好奇心を大人が摘んでしまうことが続くと、やがて好奇心は芽を出さなくなってしまいます。

例えば、 こどもと公園に行った際に、こどもが小さなごみのようなものをひたすら拾い集めていたとしましょう。一方で大人は「せっかく公園に来たのだから遊具で遊んでほしい」などという気持ちを抱いていて、こどもに対して「それはいいから」などと言ってこどもの行動を制止します。もしかしたら、こどもはこの後さまざまな形の石を見つけたり、こどもなりの新たな発見をして世界を広げていたかもしれません。しかし、大人目線の目的にかなった行動を求めてしまうことで、気付かぬうちにこどもの好奇心の目を摘んでしまっているのです。とても些細なことにも思えますが、このようにこどもの好奇心から発せられた行動を制止することが続くと、こどもは、興味を持っても制止されるということを学んでいき、やがて行動を起こさなくなってしまいます。

だから大人は、好奇心の芽を大切に育めるよう意識したいですね。

③親都合の種まきはしない

3つ目のポイントは、「親都合の種まきはしない」ということです。

親としては、こどもがさまざまなことに興味をもてるよう、種まきをすることもあると思います。大人がさまざまな機会を与えることは大事なことで、それが決して悪いというわけではありません。ただ、それがいつ芽を出すか出さないか、それはこども次第。それよりもこども発信の好奇心をしっかりとキャッチしていくことのほうが重要で、意識したいことでもあります。

大人も好奇心をもつことの大切さ

そして、こどもの好奇心を育んでいくうえで大切なのが、大人も好奇心をもつということです。

こどもが好奇心をもったことに対して「知らない」と切り捨てて終わるのと、「どうしてだろうね?」「一緒に調べてみようか」などと、大人も一緒に好奇心をもち、考える時間をもつのとでは、こどもにもたらす結果が変わってくると思います。後者のほうが、語彙を増やし、興味が持続する時間や興味の幅を増やすことになるでしょう。

そして、大人が好奇心をもつことで、世界を広げ、人生を豊かにしていく姿を見せることは、こどもの人生をも豊かにすることにつながるはずです。

まとめ

今回は、こどもの好奇心をいかに育むかについてお伝えしてきました。好奇心を育むことの大切さ、そして育むうえでのポイントについておわかりいただけたでしょうか。

なかなか余裕がないと、好奇心あふれるこどもからの質問に、疲弊してしまうこともあるかもしれません。しかし、好奇心の重要性について思い出していただくことで、そんなこどもの姿をポジティブに捉え、こどもの内側から芽生えた好奇心を育んでいくことができたらと思います。

私たち自身もさまざまなことに好奇心をもって、人生を豊かに歩んでいきたいですね。

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この記事を書いた人
モンテッソーリペアレンツ
Montessori Parents

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