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こどもの「抱っこして!」4つの理由とモンテッソーリ流かかわり方

抱っこをして笑顔の母と息子

こどもが「だっこして」と要求してくることはありませんか?

「このまま抱っこする癖がついたらどうしよう」という不安や、「荷物が重くて抱っこは難しいな」と困惑を覚える方も多いのではないでしょうか。

この記事では、どうして抱っこをせがむ姿が見られるのか、そして、どのようにかかわっていくとよいかについてご紹介したいと思います。

目次

求められたら抱っこしてOK

抱っこをしておでこをくっつける母親と息子

こどもの年齢にかかわらず「抱っこ」を求める姿が見られることはありますよね。

「もう●●歳なのに、いつまでも抱っこしていいのかな」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、求められたら抱っこしてあげて大丈夫です。

なぜなら、甘えたい気持ちを満たしてあげることは、自立においてとても重要だからです。頼れる人がいるという安心感を得ることで、こどもは自らの足で進んでいくことができるようになります。(「甘える」と「甘やかす」の違いについては、過去の記事もご覧ください。)

それでは、こどもがなぜ抱っこを求めるのか、そして、求められたときにできるかかかわり方について、ケース別に具体的に見ていきましょう。

こどもが抱っこを求める4つの理由とかかわり方

男の子を肩車した父親の両腕にぶら下がる女の子たち

どうしてこどもが「抱っこ」を要求しているのか、まずはこどもをよく観察して見極めましょう。そのうえで、どのようなかかわりができるかご紹介します。

抱っこを求める4つの理由
  • 甘えたい
  • コンディションがよくない
  • 歩くことへの興味がなくなり「楽したい期」に
  • 大人のペースについていけないと判断した

①甘えたい

純粋に甘えたい気持ちや不安な気持ちから抱っこを求めている可能性があります。

おすすめのかかわり方
  • 全面的に受け入れて抱っこをする
  • まずは受け入れて抱っこをして、「あそこまで行ったら歩こうか」と部分的に対応する

先ほどもお伝えしたように、甘えたい気持ちを満たしてあげることが、ゆくゆくは自立につながっていきます。求めたら応えてくれる人がいるということを繰り返し経験していくことで、こどもは自分が安心できる場を育んでいきます。

そのため、求められたらできるだけ受け入れていきたいですね。気持ちを満たすことで、自然と歩こうとする気持ちが生まれる場合もあります。まずは受け止めたうえで、途中から歩く提案をするなど、部分的に対応することもおすすめです。その際は、事前に「●●まで」と終わりの位置を示すことがポイントです。

②コンディションがよくない

眠い、お腹が空いた、疲れたなど、コンディションがよくない可能性があります。

大人とこどもでは、体力が全く違います。大人が思っている以上に、こどもは歩くことに体力を使い、疲れを感じている可能性も考慮しましょう。

おすすめのかかわり方
  • 全面的に受け入れて抱っこをする
  • まずは受け入れて、「あそこまで行ったら歩こうか」と部分的に対応する
  • 「一緒に座って休もうか」と、抱っこする以外に、身体を休める方法を提示する

こどものコンディションを見極めたうえで、疲れているような場合は、抱っこ以外にも休める方法があることを伝えることができます。休憩できる場所を見つけてお茶を飲むのもよいですね。

③歩くことへの興味がなくなり「楽したい期」に

1歳前後の歩けるようになる時期は、「自分で歩きたい」というエネルギーで満ち溢れます。とにかく「歩く」という能力を自分のものにするために、大人の手を振り払って自分で歩いたり、階段を上ろうとしたり、歩くことにとても意欲的な様子が見られます。

しかし、この時期を経て、ある程度歩行が完了すると、歩くことへの興味関心が下がります。「歩きたい!」という姿から、「もうできるから、楽をしたい」という姿に変わっていくのはごく自然なことです。

おすすめのかかわり方
  • 全面的に受け入れて抱っこをする
  • まずは受け入れ、部分的に対応する(「あそこまで行ったら歩こうか」)
  • 歩くことの目的を伝える(「今からこれとこれを買ってレジに行くよ」、「駅まで歩いて、電車に乗るよ」)
  • 歩くこと自体に楽しみを見出せるようにする(「お歌を歌おうか」、「ペンギンさん歩きで行こうか」)

歩くこと自体が目的だった時期を抜けて、歩くことへの興味関心が下がっている場合は、なんのために歩くのか、歩くとなにがあるのかということを、具体的に伝えましょう。また、歩くこと自体を楽しめるように工夫するのもおすすめです。

④大人のペースについていけないと判断した

大人はゆっくり歩いているつもりでも、こどもにとっては大人の歩幅が大きく、スピードがかなり速く感じる場合があります。

そうすると、自分の能力では「ついていけない」と諦め、抱っこを求めているという可能性もあります。

おすすめのかかわり方
  • 全面的に受け入れて抱っこをする
  • まずは受け入れ、「あそこまで行ったら歩こうか」と部分的に対応する
  • こどものペースを意識してゆっくり歩く

本当はこどもに歩く意志があるという場合は、大人が感じる以上に小さくゆっくりの歩幅で、こどもに合わせて歩くようにしましょう。

まとめ

家族、父と母と子

こどもが「抱っこ」を求めてくる理由と、おすすめのかかわり方についてご紹介してきました。おすすめのかかわり方について改めておさらいしましょう。

おすすめのかかわり方まとめ
  • 全面的に受け入れて抱っこをする
  • まずは受け入れ、「あそこまで行ったら歩こうか」と部分的に対応する
  • 「一緒に座って休もうか」と、抱っこする以外に、身体を休める方法を提示する
  • 歩くことの目的を伝える(「今からこれとこれを買ってレジに行くよ」、「駅まで歩いて、電車に乗るよ」)
  • 歩くこと自体に楽しみを見出せるようにする(「お歌を歌おうか」、「ペンギンさん歩きで行こうか」)
  • こどものペースを意識してゆっくり歩く

毎度、こどもの求めに応じて抱っこすることは難しいと感じるかもしれません。しかし、大人がこどもにとっての安全基地となることが、こどもの自立においてはとても大切です。抱っこはそのための一つのコミュニケーションだと捉えて、できるだけ受け入れてあげたいですね。

大人が苦しくなりすぎないよう、抱っこ以外の方法も取り入れながら、こどもとのコミュニケーションを楽しんでみてください。

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抱っこをして笑顔の母と息子

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