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下の子が産まれてから、なにをしても上の子が満たされない。

下の子が産まれてからなにをしても上の子が満たされない

日々お子さんとかかわる中で、「こんなときどうしたらいいのだろう?」という悩みや不安はなかなか尽きないもの。そんな親御さんのお悩みに、モンテッソーリ教師あきえが、寄り添いながらお答えする『教えてあきえ先生!子育てお悩み相談室』。

今回は「下のお子さんが産まれてから、上のお子さんがなかなか満たされない状態が続いてしまっている」というご相談です。家族が増えたタイミングで、同じようなお悩みを抱えるご家庭は多いのではないでしょうか。どのようなマインドをもって、どのようにかかわっていくとよいか、あきえ先生に教えていただきました。

目次

【お悩み】下の子が産まれてから、なにをしても上の子が満たされない。有効な手段はありますか?

泣いている女の子

【答え】時間はかかるけれど、一つ一つのかかわりの積み重ねが必ずお子さんに届きます。他にできることもご紹介!

笑顔のお父さんんとお母さんに抱っこされている女の子

4歳、2歳、0歳のお子さんがいらっしゃるということで、日々感激することや嬉しいこともある反面、とても大変なこともたくさんあるんじゃないかなと思います。そんな中でのご質問、本当にありがとうございます。

赤ちゃん返りには特効薬はないけれど、一つ一つの積み重ねが必ず届く

このような姿は、「赤ちゃん返り」って言われるような姿なんですよね。これまではなかったのに、攻撃的なかかわり方をするようになったとか、今までできていたようなことができなくなったとか、すごく甘えるとか、癇癪を起すことが増えたとか。今までとちょっと違ったような姿を、下の子が生まれることで見せる。私自身も今、長女(7歳)のこのような姿に対応しているんですけれども、残念ながら、すぐ直るという特効薬みたいなものはないんですよね。「こんなにやってるのになぜ満たされないの」と感じることもあると思います。やっぱりお子さんによって感じ方も受け取る量も異なるので、相手が求めるだけ、私たちは与え続け、応え続けていくことができることかなと思います。決して無駄ではなくて、必ず一つ一つがしっかり積み重ねられてお子さんに届いていくので、そこはぜひ自信をもってください!

新しい家族に適応している最中、時間が必要

我々の小さな積み重ねとプラスで、お子さんの適応というのが必要です。これって「期間限定の今だけ3人兄弟」みたいなものじゃなくて、これが新しい家族のチームメンバーですよね。なので、例えば不満だったり、満たされない部分があったとしても、この家族で適応していくしかない。満たされ方とか、かかわり方とかを、お子さんが自分でフィットさせていくしかないんです。つまり、時間がかかるんですよね。

今出してくれてよかったというマインド

両手で芽が出た植物を包んでいる様子

一つお伝えしたいマインドがあって、それは「今出してくれてよかった」と考えることなんです。「お母さんといたい」「お父さんを独り占めしたい」とか、そういう気持ちがどんどん出てると思うんですよね。それを表現してくれれば、その気持ちを満たしてあげればいいので「今出してくれてよかった」、「一時的でこどもが適応するまでの姿なんだ。」「一つ一つのかかわりが無駄なものではなくて、それがあってこどもの適応を助けていくんだ」っていうふうに考えたいなと思います。

できている行動を見逃さない

今していらっしゃることに加えて、仮に一瞬でもやさしい言い方をしているとき、絶対見逃さない、というのがおすすめです。その時に、「あなたの今の言い方素敵だよ」っていうふうに、ピンポイントで認めていくんです。そうすると、「この言い方がいいんだ」「じゃあやっていこう」と、その行動が増えていくに繋がります。

「下の子にこういうふうに声かけをしてほしいな」と思う声かけをする

母娘がソファで笑顔で話をしている様子

さらには、攻撃性がある言い方にダイレクトでアプローチしていくよりも、ちょっと間接的にアプローチをしていくのもおすすめです。上の子に対して、「お片づけしてほしいんだけど」とか「ご飯だから座ろうか」と声をかけることがあると思うんですが、そういうときに、下の子に対してこういう声かけをしてほしいなと感じるような声のかけ方を私たち大人がしていく。4歳だとつい声かけを省略することがあると思いますが、お子さんは今まさに下の子にどうかかわるかということを学んでいるとき。赤ちゃんみたいな対応をするということではなくて、その子が1歳、2歳だったときを思い出してより丁寧にかかわっていく。そうすることで、「あ、そうやって(妹に)かかわればいいんだ」っていうことを学んでいきますし、さらに満たされていくっていう部分もあるんですよね。

あきえ先生からの応援メッセージ

冒頭でもお話しましたが、いろんな角度からアプローチして、時間をかけてこどもも適応して、ともにがんばっていくことなので、短期戦ではないということを覚悟しましょう。でも、必ずこのようなかかわりの積み重ねがいい方向に向いていきます。今満たしていくということが、ゆくゆくのお子さんのしこりとならずに、「あのときお母さんはちゃんと見てくれた」「あのときお父さんはちゃんとかかわってくれた」と、覚えていなくても必ずお子さんの中に残っていきますので。今ちょっと苦しいときかもしれないけれど、無理はせず、自分のことも癒しながら、一緒に進んでいきましょう。

まとめ

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