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モンテッソーリペアレンツ受講生インタビュー

不完全な自分やこどもを認め、受け入れられるように

BEFORE できないことにフォーカスしがちな自分

伊達里奈さん(2022年11月受講開始)

子育てのためのモンテッソーリ教育が学べるオンラインスクール、モンテッソーリペアレンツ。一年前、第二子の育休をきっかけに受講を開始した伊達里奈さんは、基礎コースでモンテッソーリ教育のマインドやこどもについて知識を習得した後、実践コースで実践的な子育てのスキルを養ってきました。

学んだことで、「育休や子育て自体がますます楽しいものになった」という里奈さん。学びを通し、子育ての知識やスキルが身に付いたばかりでなく「たくさんの自己と向き合い、自分の不完全さに気が付き、言語化できるように」なっていったのだと話します。ご自身とどのように向き合ってきたのか、またお子さんへのまなざしはどのように変化していったのか、里奈さんにたっぷり伺います。

プロフィール
伊達里奈さん

お住まい:東京都
ご職業:会社員(育休中)
お子さまの人数:2人(4歳5ヶ月女の子、0歳4ヶ月女の子)

私を学びへ突き動かした、「母として何ができるのか」という問い

姉妹で手をつなぎ、遊具で遊ぶ様子。
里奈さんがモンテッソーリ教育に興味を持ったきっかけを教えてください。
モンテッソーリ教育を知ったのは長女が0歳の時でした。当時から、こどもの未来を作っていくということに対し「母親として何ができるのか」という思いを抱えていたのですが、子育てについて情報収集をしていく中で興味を持ったのがモンテッソーリ教育でした。
その後、本を読んだり、講師のあきえ先生のVoicyを聞く中で、モンテッソーリ教育を体系的に学びたいと思うように。特に、こどもの「自立、自律」や幸せを目指すというモンテッソーリ教育の考え方は、私が目指す子育てと共通しているなと心惹かれました。
モンテッソーリペアレンツの受講を決めた理由は何でしたか?
一年前、長女は4歳で次女は生まれたばかり。3人だった家族が4人になり、大きな変化を迎えていました。「長女と遊んでいると次女が泣き出す」「次女のお世話が必要な時に長女が反抗しはじめる」など、こどもたちとの日々のかかわりの中でも「どうしていこう」と思うことが増えてきました。育休中だったこともあり、子育てに専念でき、かつ時間が確保できる「今だ」と思い、モンテッソーリペアレンツで学ぶことに決めました。
基礎コースと実践コース、それぞれどのように学びを進めましたか?
基礎コースも実践コースも、レッスン動画はそれぞれ2回ずつ視聴しました。1周目は家事をしながら「ながら見」で、2周目はワークブックに学びを書き留めながら進めました。週に2〜3回、次女がお昼寝中に学ぶことが多かったですね。
モンテッソーリペアレンツでは、レッスン動画を視聴できるだけでなく、ワークショップや観察会といった(参加型の)学びがありますが、そのすべての学びが相乗効果となり、血や肉となっていったという感覚があります。

こどもが自ら挑戦し、学び、自己訂正する姿を見て得た気付き

家族みんなで牧場へ遊びに。
モンテッソーリペアレンツでの一年間の学びの中で、特に印象に残っている学びは何ですか?
「たくさんの自己に向き合った」ということです。「子育ては自分育て」とは言いますが、これは学び始める前には想像していなかったことでした。
たとえば、ワークショップでは「こどもを尊重できないのはどんな時?」といったさまざまな問いについて思考しますが、自分の考えを深掘りしていく中でいくつか見えてきたことがあります。それは「思い描く答えにこだわりがちだということ、失敗を受け入れられない自分がいるということ、(できることが増えてきている)長女に対し期待値が上がってしまっているということ」
自己コントロール力を育んでいる真っ最中のこどもに「求めすぎていた」と気付きましたし、娘自身をもっと認め受容していきたいと感じました。また、自分の「ありたい姿」や「ありたい姿と現実のギャップ」に気付き言語化できるようにもなりました。できないこともプラスに捉え、「こどもと一緒に成長していける人」でありたいですね。
学んだことで、里奈さんご自身のまなざしやお子さんの姿には、どのような変化が生まれましたか?
モンテッソーリ教育の「こどもには自ら育つ力がある」という考え方を知り、親があれこれやってあげることが子育てではないという気付きがありました。しかしそのためには、こどもを心から信じることが必要です。
この「信じて見守ること」を、自分で「よくできた」と思えたエピソードがあります。長女と一緒にカレーを作ろうと、具を炒め、鍋に水を注ぎ入れようとした時のことです。熱い鍋に水を入れると、(水が一気に蒸発し)「じゅっ」と音を立てますよね。大人にとってはあたり前ですが、娘にとっては初めてのこと。学ぶ以前の私であれば「じゅっと音を立てるからやさしく入れよう」とあらかじめ娘に声をかけていたかと思うのですが、その場は何も言わずに見守ることにしました。
するとやはり、水を入れた瞬間、鍋は音を立て、娘は驚いた様子を見せました。しかしそこで彼女が言ったのは、「そーっと注げばよかったのかな」という言葉。そして実際、2杯目の水はゆっくり注ぎ入れていったのです。娘が自ら挑戦し、気付き、学び、自己訂正する姿を目の当たりにした瞬間でした。
おやつに白玉団子を作る長女。
まさに「日常生活の中で学びが活かされている」と感じられるようなお話ですね。里奈さんはこのエピソードからどのようなことを感じられましたか?
日常の、小さな出来事ですが、「こどもが自ら学ぶってこういうことだよな」と実感しました。こどもたちが成長するにつれ、できることや責任の範囲は大きくなっていきます。そんな中、自分で選び、歩んでいくことの楽しさを感じてほしい。失敗や傷付くことも「まるっと経験」と捉え、前を向いて進んでいってほしい。そうしてこども自身が一つひとつ経験していくのを、隣で見守っていける大人になりたいと思いました。

不完全な自分もこどももまるっと受容したい

(左)次女が歩き始めたばかりの頃。よく歩き、五感を使ってたくさん探索していました。
(右)靴下を履こうと一生懸命な次女。
実践コースで学んだからこそ感じられる、里奈さんご自身の変化はありますか?
実践コースには「トライアンドエラー」「失敗ウェルカム」などいくつかグラウンドルールがありますが、これらに繰り返し触れることで、物事の「捉え方」が徐々に変化していきました。また、さらに観察眼を養うことでこどもの行動に潜むさまざまな思いや欲求に気が付くようにもなりましたね。
0歳だった次女も「何もできない」のではなく、実にたくさんの思いや欲求を表していました。1歳になった今は、「鍵を触る」「虫を眺める」という行動からも、「音や感覚が楽しいのかな」「こうしてみたいのかな」とこどもの視点で捉え、観察をベースにかかわりを変えるようになりました。これは長女が0〜1歳だった頃にはなかったまなざしです。実践コースの活動動画では「洋服の着脱」「手洗い」といった日常生活の練習方法も視聴できるので、次女とのかかわりの参考になりました。
里奈さんがモンテッソーリペアレンツをすすめたいのは、どのような人でしょうか?
楽しく子育てしていきたい人です。
私自身、モンテッソーリペアレンツで学んだことで、心から腑に落ちる子育ての軸が見つかり、自分の子育てに自信がつきました。小さな我が子と過ごすかけがえのない時間、そして育休期間をこんなにも楽しめているのは、モンテッソーリペアレンツのおかげです。
現在、復職を間近に控えています。仕事を再開することで少しずつ生活や悩みが変化していく中、おりに触れて自分の「子育ての軸」を見返したいですし、そう思える子育ての軸を持っていること自体が自信になっています。受講を迷っている方がいたら、「今だよ!」と背中を押したい気持ちでいっぱいです。受講して本当によかったです!
里奈さんの子育ての軸とは何でしょうか?
「ありのままを認める」「今のこどもの気持ち、欲求、プロセスを大切にする」「こどもと自分の不完全さを受け入れながら、長期的な目線でこどもを見つめる」という3つです。
「こどもを対等に見て、心から尊重する」ことを実現するために、まず大切なのが「ありのままを認める」こと。ひとつ目の軸ですね。一方で、子育てをしていると、未来への不安を感じてしまうこともあります。そんな時もまずはこどもを観察し、親の理想ではなく「今のこども」を見ていたいという思いから、自分が立ち返れる場所としてふたつ目の軸を挙げました。
私はもともと「できない部分」に目がいってしまいがちでした。しかし、学んでいく中で「不完全でいい」「まるっと受容する」、そしてこどものありのままを受け入れるためには、まず自分の不完全さを受容することが大切なのだと気が付きました。この3つの軸を大切に、こどもを心から信じ、見守り、こどもなりの「できた」を積み重ねていければと思います。
モンテッソーリペアレンツはあなたにとってどんな場所ですか?

「思いやり溢れる場所」です。
こどもへのまなざしはもちろん、受講生をも温かく受け入れてくださる場所でした。思いやり溢れる講師の先生や受講生の皆さんのおかげで、共感しあったり、悩んでいることも自分だけじゃないんだと思うことができました。

子育てのためのモンテッソーリ教育がオンラインで学べる!

モンテッソーリペアレンツは、子育てに特化したモンテッソーリ教育のマインド・知識・こどもへのかかわり方を体系的に学び、子育て力が身につくオンラインスクールです。

モンテッソーリ教育を学んで、お子さんとの毎日もっと楽しいものにしませんか?子育てを一緒に考え、支え合える仲間が待っています。

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この記事を書いた人
Mariko Dedap
ライター / 保育士 / 中高美術教諭

フランス在住ライター。教育、語学、旅、文化などについて執筆。日英翻訳も行う。大学卒業後渡英、ロンドンでライター活動を開始。その後日本で英会話講師や編集業を経たのち、インターナショナルスクールで5年間幼児教育に携わる。現在は、フランス南西の街トゥールーズで、日本にルーツを持つ幼児たちに日本語教育も行っている。

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