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モンテッソーリペアレンツ受講生インタビュー

学ぶことで自分が満たされ、こどもと夫をより尊重できるように

BEFORE こどもの育ちを助ける知識と視点がほしかった

林奈緒さん(2022年5月受講開始)

子育てのためのモンテッソーリ教育が学べるオンラインスクール、モンテッソーリペアレンツ。受講開始からまもなく2年が経つ林奈緒さんは、基礎コースで知識やマインドを学んだのち、実践コースで実践的な子育てのスキルを身に付けてきました。

モンテッソーリペアレンツで知識を得たことで、お子さんたちが見せる行動の理由がわかり、余裕をもって見守ることができるようになったと話す奈緒さん。「学ぶことが楽しく、自分が満たされている」からこそ、お子さんだけでなく、周囲の人々に対し尊重したかかわりができるようになったのだそうです。奈緒さんのこれまでの学びの旅路について、じっくりお話を伺いました。

プロフィール
林奈緒さん

お住まい:宮崎県
ご職業:会社員(育休中)
お子さまの人数:3人(2022年5月受講開始時点:4歳7ヶ月女の子、1歳11ヶ月男の子のふたり。受講中に第三子男の子をご出産)

知らなかったことを学び、「わかる喜び」を実感

家族でお花見。
奈緒さんがモンテッソーリ教育に興味を持ったきっかけを教えてください。
第一子が生まれ、インターネットで育児について調べる中、初めてモンテッソーリ教育について知りました。特定の悩みはなかったのですが、当時は子育ての知識がほとんどなく、「こどもの育ちを助けたい」「賢く育ってもらいたい」という思いから情報収集していたことを覚えています。
その後、講師のあきえ先生の発信などを通じ、徐々にモンテッソーリ教育の考え方に触れていく中で、「大人から見るといたずらに見えるこどもの行動も、実はいたずらではない」ということを知りました。自分にとっての「こどもの困った行動」を別のとらえ方で見る「視点」がほしいと思い、モンテッソーリ教育により興味を持つようになりました。
モンテッソーリペアレンツの受講を決めた理由は何でしたか?
「子育てをよりよくするために知識を増やしたい、こどもの育ちをサポートしたい」という思いからモンテッソーリ教育に興味を持っていた一方、私は「(モンテッソーリ教育の)資格が必要」というわけでもありませんでした。そんな中、モンテッソーリペアレンツは「子育てに特化している」と知り、「これだ!」と感じました。
当時はフルタイムで働いていたので、時間という部分で「しっかり学べるだろうか」という不安はあったものの、オンラインでレッスン動画を視聴するという学習スタイルだったため「何とかなるだろう」と受講を決めました。受講し始めてからは、家事をしながら耳から学ぶことも多かったですし、こどもたちが寝た後でレッスン動画を見ることもありました。結果、今は知らなかったことを学ぶ楽しさや、わかる喜びを実感しています!
学びの様子。家事をしながら耳から聞いたり、こどもたちが寝た後、ワークにまとめるなどしました。
奈緒さんは、基礎コースで学ばれた後で実践コースへ進まれましたが、2つのコースを受講されどのように感じていますか?
基礎コースのワークショップはなかなか参加することができなかったのですが、実践コースは少人数クラス制だったので、仲間がいるという意識を強く持つことができ、とてもよかったです。
受講生同士で悩みを共有することで「自分だけじゃない」と感じたり、他の受講生の取り組みを聞いて新たな学びを得たり。交流会で、実際に講師や受講生の方々とお話をしたり、直接質問できる場があったというのも大きな助けになりました。

こどもを理解するための新たな視点を得られた

鏡拭きに集中しながら取り組む長男。
モンテッソーリペアレンツの受講開始からまもなく二年が経ちますが、奈緒さんの中で印象に残っている学びは何ですか?
基礎コースで学んだ「自由と制限」です。「制限がない状態」を、「交通ルールがない道路」にたとえてお話されているのを聞き、「制限がなければ自由も担保されないんだな」と納得しました。
この考え方を知る前は、こどもに対して制限を設けても、状況に応じ、私がその制限をずらしてしまうことがありました。一貫性がなければこどもは混乱しますし、大人が楽をするためにその場しのぎの対応をすることで、育つ力も育たなくなってしまうのだと学びました。以前の自分にはなかった視点を得られましたね。
学びや知識は、どのように日常生活に取り入れていますか?
学んだことで、日常的にこどもを尊重する声かけや対応を意識するようになりました。たとえば(大人の都合に合わせるために)「早くして!」と言ってしまいそうになった時は、まず立ち止まり、こどもの様子を観察するようになりました。集中していると思ったら待つ、邪魔をしないようにする。それが尊重するということなのだと思います。
新しいことを行う際は、実践コースで学んだ実践時に意識したいポイント、「5minds・10tips」や、レッスン動画で見た「動作をゆっくり見せる」ということを意識しています。
お子さんに対する奈緒さんのまなざしは、受講前後でどのように変化しましたか?
以前は(こどもに尋ねることなく)私が決めてしまうことも多かったのですが、学んでからはこどもに確認をとるようになりました。実際にこどもの声を聞いてみると、「相手の話を聞いてみなければわからないな」と感じることが多々あるものです。
先日も、長女の食事がなかなか進まないので「なぜ食べ終わらないのだと思う?」と聞いてみました。私の想定した答えは「遊んでいるから」だったのですが、彼女は「好きなメニューだったら食べる!」と。私にこの視点はなかったなと気付かされましたね。
また、こどもの発達について知識を深めることで、これまで何気なく見ていたこどもの行動も、その理由がわかるようになったことがうれしいです。小さなゴミを拾う姿や水遊びをする姿も、「今はこういう時期だよね」と(理解することで)余裕をもって見守れるようになりました。

学ぶことで心が満たされ、相手をより尊重できるようになった

雨上がりの公園で水たまりを楽しむこどもたち。
学びを通し、子育て以外の部分で価値観の変化を感じることはありますか?
子育てやこどもという、自分が興味のある分野について学ぶことがとても楽しくて、私自身、学び始めてから心が満たされていると感じるようになりました。すると、夫に対しても「好きなことをして、自分の時間を楽しんで」という気持ちを持てるようになったんです。学びを通し、人を尊重することを大切にしたいとより願うようになったのですが、まず自分を満たすことで、相手をより尊重できるようになったのだとも思います。
学びをうまく実践できないことや自分との約束が守れないことに対し、悔しさや落ち込みを感じることもあります。しかしまずは自分を満たし、誰に対しても意見を尊重する姿勢を見せること。話しやすい雰囲気を作り、相手の話を聞けるよう意識していたいと思います。
奈緒さんはどのような人にモンテッソーリペアレンツをすすめたいですか?
ひとりでがんばろうとしている方にすすめたいです。
特に少人数クラス制の実践コースでは、他の受講生との距離が近く、「みんな同じように悩んでいるんだ」「ひとりでがんばらなくていいんだ」と励まされます。お互いに意見を出し合いながら新たな気付きを得られますし、仲間がいると感じられるのです。
奈緒さんの子育ての軸は何でしょうか?
「よく観察して、見守り、相手を尊重する。そして相手の意見を聞く」ということです。
私自身、「親の言うことは聞くもの」という雰囲気の中で育ってきましたし、末っ子ということもあり、親やきょうだいから「失敗しないように」と守られていたことが多かったように思います。
しかし、親子の関係は上下関係ではなく、お互いに尊重し合うことで築いていくもの。こどもから失敗する機会を奪うのではなく、失敗や自己訂正をさせてあげることの大切さを学びました。もしモンテッソーリペアレンツで学んでいなかったら、私も自分の親と同じような子育てをしていたと思います。学ばせていただき、本当に感謝しています。
モンテッソーリペアレンツはあなたにとってどんな場所ですか?

「仲間とともに楽しく学べる場所」です。
モンテッソーリペアレンツには、学び合い共感し合うことができる仲間がいて、コミュニティがあります。ひとりではありませんよ。

子育てのためのモンテッソーリ教育がオンラインで学べる!

モンテッソーリペアレンツは、子育てに特化したモンテッソーリ教育のマインド・知識・こどもへのかかわり方を体系的に学び、子育て力が身につくオンラインスクールです。

モンテッソーリ教育を学んで、お子さんとの毎日もっと楽しいものにしませんか?子育てを一緒に考え、支え合える仲間が待っています。

この記事を書いた人
Mariko Dedap
ライター / 保育士 / 中高美術教諭

フランス在住ライター。教育、語学、旅、文化などについて執筆。日英翻訳も行う。大学卒業後渡英、ロンドンでライター活動を開始。その後日本で英会話講師や編集業を経たのち、インターナショナルスクールで5年間幼児教育に携わる。現在は、フランス南西の街トゥールーズで、日本にルーツを持つ幼児たちに日本語教育も行っている。