モンテッソーリペアレンツ受講生インタビュー
学び得た知識と経験で、育んだ大きな自信と軸
BEFORE 周りに振り回されていた私
子育てのためのモンテッソーリ教育が学べるオンラインスクールモンテッソーリペアレンツには、海外から学ぶ受講生も在籍しています。ドイツに暮らす藤田悠里さんもそのひとり。ご自身のお子さんだけでなく、教員としてもこどもたちと接する機会を持つ悠里さんは、基礎コースでモンテッソーリ教育のマインドや知識を学んだのちに実践コースへ進みました。
実践コースを修了し、「自信がつき、子育てがとても楽しくなった!」と話す悠里さん。前回実践コースでの学びについてお話を伺った時に比べ、さらに「”知識”を日々のかかわりで実践する力がついた」と言います。モンテッソーリペアレンツでの1年間の学びを終えた今、どのような変化を感じられているのでしょうか。
プロフィール
藤田悠里さん
お住まい:ドイツ
ご職業:日本人学校講師(フリーランス)
お子さまの人数:一人(3歳)
モンテッソーリペアレンツには、ずっと活かせる学びがあると思った
悠里さんがモンテッソーリ教育に興味を持たれたきっかけは何でしたか?
もともと教育学部出身ということもあり、モンテッソーリ教育の名は以前から知っていました。しかし「どんな教育法だろう」と意識し始めたのは、長男が生まれる前に保育園を調べていた時。私が暮らすここドイツの多くの園が、モンテッソーリ教育の考え方を取り入れていることに気が付いたんです。
ただ、SNSでモンテッソーリ教育について調べてみると、多くの投稿が「手先の器用さ」や「教具」といったことに焦点を置いたものでした。私が知りたかったのは「モンテッソーリらしい育児をするために必要なマインド」だったので、こうした投稿には疑問が残りました。
そんな中「こどもに対するまなざしが、私の教育論と似ている」と共感したのが、モンテッソーリペアレンツファウンダーのあきえ先生の発信です。そのため、モンテッソーリペアレンツの開講を知った時は、「モンテッソーリ教育の本質やマインドが学べる!」とすぐに受講を決めました。
ただ、SNSでモンテッソーリ教育について調べてみると、多くの投稿が「手先の器用さ」や「教具」といったことに焦点を置いたものでした。私が知りたかったのは「モンテッソーリらしい育児をするために必要なマインド」だったので、こうした投稿には疑問が残りました。
そんな中「こどもに対するまなざしが、私の教育論と似ている」と共感したのが、モンテッソーリペアレンツファウンダーのあきえ先生の発信です。そのため、モンテッソーリペアレンツの開講を知った時は、「モンテッソーリ教育の本質やマインドが学べる!」とすぐに受講を決めました。
モンテッソーリ教育の本質が学べるという部分以外で、悠里さんがモンテッソーリペアレンツを選んだ理由はありますか?
モンテッソーリペアレンツの学びは「その場限りのものではない」と感じました。「ふたり目以降のこどもを授かったとしても、ずっとこの学びを活かしていけるはずだ」と。
自分の中で「大切にしたい育児論」は持っていた私ですが、自信のなさから、周りの意見に振り回されてしまうこともありました。周囲から「どうしてこどもにこういうかかわりをするの?」と問われた時に、明確な理由を答えられない自分がいたんです。だからこそモンテッソーリペアレンツで学び、自信を育みたいという思いもありましたね。
自分の中で「大切にしたい育児論」は持っていた私ですが、自信のなさから、周りの意見に振り回されてしまうこともありました。周囲から「どうしてこどもにこういうかかわりをするの?」と問われた時に、明確な理由を答えられない自分がいたんです。だからこそモンテッソーリペアレンツで学び、自信を育みたいという思いもありましたね。
知識による自信と経験による自信がついた
基礎コースから実践コースに進み、よかったと感じることは何ですか?
基礎コースだけを受講しても「知識」という自信はついたと思います。しかし「そのマインドや知識を、日々どのように実践していくのか」という部分は、実践コースへ進んだことでようやく具体的に理解することができました。
そのきっかけとなったのは、「自分とこどものかかわりを動画提出する」という実践コースの課題。先生からのフィードバックには多くの学びがありましたし、私自身「息子へのかかわりを客観視できる」と気付き、課題以外でも日々のやりとりを動画記録するようになったんです。
講座で見ていた先生たちの実践例に比べ、「私はこどもへの話し方がまだ速いな」と自分にフィードバックをしたり、数ヶ月前のかかわりを振り返ることで自身の変化に気が付くことができ、とても役立ちました。実践コースでのこのような学びがあったからこそ、経験による自信をつけることができたと思っています。
そのきっかけとなったのは、「自分とこどものかかわりを動画提出する」という実践コースの課題。先生からのフィードバックには多くの学びがありましたし、私自身「息子へのかかわりを客観視できる」と気付き、課題以外でも日々のやりとりを動画記録するようになったんです。
講座で見ていた先生たちの実践例に比べ、「私はこどもへの話し方がまだ速いな」と自分にフィードバックをしたり、数ヶ月前のかかわりを振り返ることで自身の変化に気が付くことができ、とても役立ちました。実践コースでのこのような学びがあったからこそ、経験による自信をつけることができたと思っています。
モンテッソーリペアレンツの学びの中で、印象に残っていることは何ですか?
親としても教員としても、こどもの自由の捉え方は難しさを感じる部分でしたが、モンテッソーリペアレンツで「自由と制限」について学んでからは、「ここまではOK」というこどもに対する線決めがとても楽になりました。学びの中で出会った「自由が大きすぎるとこどもは不安になる」という言葉には感化されましたし、自分自身、この1年でこどもを観察する力がついたのだと思います。
「こどもは自立するために吸収する種」という学びも印象深く残っています。育つのは種であるこどもであり、私たち親を含む環境は、その種を育てる水や太陽。水をあげるもあげないも、太陽を当てるも当てないも私たちしだいなんだとはっとしました。
こどもとのかかわりの中で「今、水を与えすぎてしまったかな?芽がしおれてしまわなかったかな」と考えるほど、自分に根付いている表現です。
「こどもは自立するために吸収する種」という学びも印象深く残っています。育つのは種であるこどもであり、私たち親を含む環境は、その種を育てる水や太陽。水をあげるもあげないも、太陽を当てるも当てないも私たちしだいなんだとはっとしました。
こどもとのかかわりの中で「今、水を与えすぎてしまったかな?芽がしおれてしまわなかったかな」と考えるほど、自分に根付いている表現です。
親としての成功体験が増え、自信がついて子育てが楽しくなった
1年前の悠里さんと比べ、もっとも大きく変わったのはどのような部分ですか?
自信がつき、子育てがとても楽しくなりました。こどもがわかると、声かけひとつ取っても「やるべきこと」がわかるようになる。それがうまくいくと、親としての成功体験が増え楽しさにつながりますし、同時に親子関係がよくなっていきます。
また、教員としても学びが活きていることを感じます。敏感期という考え方を知ったことで、こどもたちが見せる姿や言動が理解できるようになりましたし、実践コースで「こどもへの見せ方」を具体的に学んだことで、こどもの興味を惹く伝え方がわかるようになりました。
1年前の自分に出会うことがあったら、「わからないよね」と声をかけてあげたい一方で、モンテッソーリペアレンツでの学びをすすめるだろうと思います。
また、教員としても学びが活きていることを感じます。敏感期という考え方を知ったことで、こどもたちが見せる姿や言動が理解できるようになりましたし、実践コースで「こどもへの見せ方」を具体的に学んだことで、こどもの興味を惹く伝え方がわかるようになりました。
1年前の自分に出会うことがあったら、「わからないよね」と声をかけてあげたい一方で、モンテッソーリペアレンツでの学びをすすめるだろうと思います。
モンテッソーリペアレンツでの1年間、悠里さんの学びに対するモチベーションはどのように移り変わっていきましたか?
実践コースでの学びを進める中、息子の幼稚園転園や私自身の仕事の変化、ドイツ語学習などが重なり、モンテッソーリペアレンツでの学びのモチベーションが落ちてしまうこともありました。コース受講期間終了が迫ってくると、また一気に上昇するのですが。
講座受講の有無にかかわらず、学びは今後も実践し続けるもの。ワークブックやノートを見直しながら、迷った時に立ち返ることができる「自分の軸」を見つめていきたいです。また、モンテッソーリペアレンツのコミュニティの場で、他の受講生のみなさんがシェアしてくださる内容などに刺激を受け続けたいと思っています。
講座受講の有無にかかわらず、学びは今後も実践し続けるもの。ワークブックやノートを見直しながら、迷った時に立ち返ることができる「自分の軸」を見つめていきたいです。また、モンテッソーリペアレンツのコミュニティの場で、他の受講生のみなさんがシェアしてくださる内容などに刺激を受け続けたいと思っています。
実際に受講してみて、悠里さんがモンテッソーリペアレンツをすすめたいのはどんな人ですか?
モンテッソーリペアレンツを受講し、私は「親である自分がもっともっと学ばなければいけない」と感じるようになりました。講座で「こどもは自分で成長する力がある」と学びましたが、親も自分で成長していく必要があると思うのです。
それは親としての軸を作り上げるという目的に限ったものではなく、私の人生の柱に「人として学び続ける」という考えがあるからです。育児は多くの人がしていることでありながら、教科書があるものでも誰に教わるものでもありません。そんな中、どのように情報を得て、どのように取り組んでいくのかが大切になってくるのではないでしょうか。私は、これからもずっと学びを深めていきたいです。
それは親としての軸を作り上げるという目的に限ったものではなく、私の人生の柱に「人として学び続ける」という考えがあるからです。育児は多くの人がしていることでありながら、教科書があるものでも誰に教わるものでもありません。そんな中、どのように情報を得て、どのように取り組んでいくのかが大切になってくるのではないでしょうか。私は、これからもずっと学びを深めていきたいです。
子育てのためのモンテッソーリ教育がオンラインで学べる!
モンテッソーリペアレンツは、子育てに特化したモンテッソーリ教育のマインド・知識・こどもへのかかわり方を体系的に学び、子育て力が身につくオンラインスクールです。
モンテッソーリ教育を学んで、お子さんとの毎日もっと楽しいものにしませんか?子育てを一緒に考え、支え合える仲間が待っています。
この記事を書いた人
フランス在住ライター。教育、語学、旅、文化などについて執筆。日英翻訳も行う。大学卒業後渡英、ロンドンでライター活動を開始。その後日本で英会話講師や編集業を経たのち、インターナショナルスクールで5年間幼児教育に携わる。現在は、フランス南西の街トゥールーズで、日本にルーツを持つ幼児たちに日本語教育も行っている。