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モンテッソーリペアレンツ受講生インタビュー

こどもを「個」としてとらえ、「今」を見つめられるように

藤田悠里さん

子育てのためのモンテッソーリ教育が学べるモンテッソーリペアレンツでは、基礎コース実践コースという2つのコースが用意されています。基礎コースではモンテッソーリ教育のマインドや知識を学び、その基礎コースでの学びをベースに、実践コースで子育ての力を自分のものにしていきます。

今回お話を伺ったドイツ在住の悠里さんは、昨年2022年夏頃基礎コースの受講を開始。その後実践コースに進み、両コースでの学びを修了されました。お仕事に育児に忙しく過ごされる悠里さんは、日々どのように学びを進められてきたのでしょうか。また、実践コースの1期生として学びを進められた中で、ご自身はどのような変化を感じられているのでしょうか。詳しくお話を伺いました。

悠里さんの基礎コース受講時のインタビュー記事はこちら

プロフィール
藤田悠里さん

・住まい:ドイツ
・職業:日本人学校講師(フリーランス)
・こども:3歳男の子

基礎コースでの学びの経験が、実践コースへ進む後押しに

悠里さんは育休中に基礎コースの受講を開始され、実践コースにも進まれました。育児や仕事復帰へのご準備などでお忙しい中、実践コースに進まれることに対し不安はありませんでしたか?
実は育休が終わりに近づくタイミングでこれまでの仕事を退職することに決め、現在は、私が暮らすここドイツで幼児対象の日本語教室を始める準備をしています。そんな変化の中、正直「実践コースでしっかり学べるだろうか」という不安は強くありました。
しかし、基礎コース受講前も同じように「できるかな」という不安を抱えていたことを思い出したんです。夜眠ってくれない息子のお世話をしながら、レッスン動画を見たりワークショップに参加するなど、他の受講生のみなさんとともに学んだという記憶があって。「実践コースもできる!」と思い、受講を決めました。
以前お話を伺った基礎コース受講時から、さまざまな変化があったのですね。実践コースでの学び方にも変化はありましたか?
以前は日中勉強するなど少しずつ学習を進めていましたが、実践コースに進んでからは、週末にレッスン動画1本というペースです。もう少し頻度を上げたいという思いもありますが、学んだあとすぐに実践することで学びが身に付きやすいということに気が付き、丁寧に学びを進めるようになりました。
そのため、なるべくすぐに学びを実践できるような、時間に余裕がある日を選んでレッスン動画を見るようにしています。「時間がないから」と焦って見ても、自分の知識にはならないですからね。
また、基礎コースでも実践コースでも、他の受講生の方といっしょに学ぶワークショップはいつも私のモチベーションを上げてくれます。ワークショップの前後は心持ちが変わりますね。

こどもに対する「ものさし」がなくなった

実践コースを受講される中で、悠里さんご自身にはどのような変化がありましたか?
他の受講生のみなさんもよく受講生インタビューでお話されていますが、こどもに対してイライラする時間が減りました。「こどもを個として見る」ことの大切さを学び、こどもについて理解したことで、息子の「今」にフォーカスできるようになったんです。以前自分が持っていたこどもに対するものさしがなくなったというか。
たとえば、実践コースのレッスン動画の中でこどもへの(動作などの)「見せ方」を学んだ時、「ここまでシンプルに見せてあげなければ、こどもには伝わらないんだ」という気付きがありました。
それまで、どこかで「こどもは複雑なことも理解できるだろう」という認識や、(こどもの発達にそぐわない)期待があったのですが、学ぶことでいい意味でこどもに対する「期待値」を下げることができたんです。それは決して諦めではなく、こどもを理解できたからこそ、私自身「ちょうどいい期待値」がわかるようになったということなんですよね。
モンテッソーリペアレンツでの学びを通し、どのような気付きがあったでしょうか。
こどもとの関係性がよりよくなっているという実感があります。学ぶ以前は、活発な息子に(料理や洗濯など、新しい動作の紹介を)どう見せればよいのかわからずにいました。
しかし実践コースでこどもへの「見せ方」を具体的に学び、「こどもが見てくれるように工夫する」よう実践することで、それまで息子が興味を示さなかったことにも挑戦してくれるようになりました。私の「やってみるから見ていてね」という言葉が合図がわりになっていますし、私自身、息子が興味を示している時とそうでない時の反応の違いに気が付けるようになりました。
基礎コースと実践コースという2コースの学びのつながりを感じられる点、またその中で出会う難しさなどがあれば教えてください。
基礎コースでは広く知識をつけ、モンテッソーリ教育のマインドを教えてもらったという感覚がありました。実践コースでは、その名の通り、基礎コースで育んだマインドを具体的にどのような言動で表し、こどもと接していくのかという部分を学ぶことができます。
レッスン動画で見てシンプルに感じる対応も、実践してみると実はとても難しくて。(実践コースで)ロールプレイを自分自身が行う時や、他の受講生さんたちの葛藤も見ていてもその難しさを感じますね。ただ、その分できた時の喜びは大きいです。

学ぶことで自信を、そして自分自身を育んでいる

実践コースに進まれたからこその学びや、よかったと感じられることはありますか?
実践コースの学びを実践する中で、自分のこどもに対する思いや、私自身の性格などに改めて気付くことがあり、「私自身を育ててもらっている」と感じることがあります。また、実践コースの受講生のみなさんは、すでに基礎コースでの学びを経ているため、マインドが整っていると感じます。みなさんの意識の高さに刺激を受けますし、ロールプレイも上手だなと勉強になります。

現在私は、ここドイツの日本人学校で幼児に日本語指導する仕事をしているのですが、そこでもモンテッソーリペアレンツでの学びが活きていると実感しています。「敏感期」という概念を学んだからこそ、こどもたちの言動の根拠が具体的に理解できますし、実践コースで学んだこどもへの「見せ方」を実践することで、ひらがな学習などをする際、こどもがより関心を向けてくれるように感じます。
実践コースへ進むことや学ぶことを迷われている方へ、どんなメッセージを伝えたいですか?
一見シンプルなアプローチも、実践し、継続し続けることこそが難しいのだと思います。しかし育児の中で成功体験を重ねることで自信がつきますし、その経験を重ねることで自分の子育ての軸が育まれていくことも実感しています。

その軸さえできてしまえば、親や親戚など、周囲が自分の子育てをどのようにとらえても、自分自身はぶれずにいることができます。子育てへの自信を育てたいという方には、学ぶことをおすすめしたいですね。
実践コースでの学びを終えて

実践コースの受講期間後半は、仕事の変化や息子の転園が重なり、私生活に集中する時間となりました。そんな中、時に「親としての軸」がぶれてしまいそうになることもあり、一度学んだことを見直してみようと、モンテッソーリペアレンツの「学び直しプラン」を利用することにしました。
そこには「学び直したい」という思いだけでなく、「モンテッソーリペアレンツという場所につながっていたい」という思いもありました。海外で子育てをする者として、日本語でモンテッソーリ教育や育児について話ができる場があるというのはとても心強いこと。モンテッソーリペアレンツは私の気持ちのよりどころにもなっているんです。

モンテッソーリペアレンツで再びマインドを整えることができ、今では軸がぶれることなく息子とかかわることができていますし、こどもと接する仕事も自信を持って務めることができています。こどもとのかかわり方に悩むすべての方に、モンテッソーリペアレンツをすすめたいですね!

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モンテッソーリペアレンツは、子育てに特化したモンテッソーリ教育のマインド・知識・こどもへのかかわり方を体系的に学び、子育て力が身につくオンラインスクールです。

モンテッソーリ教育を学んで、お子さんとの毎日もっと楽しいものにしませんか?子育てを一緒に考え、支え合える仲間が待っています。

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この記事を書いた人
Mariko Dedap
ライター / 保育士 / 中高美術教諭

フランス在住ライター。教育、語学、旅、文化などについて執筆。日英翻訳も行う。大学卒業後渡英、ロンドンでライター活動を開始。その後日本で英会話講師や編集業を経たのち、インターナショナルスクールで5年間幼児教育に携わる。現在は、フランス南西の街トゥールーズで、日本にルーツを持つ幼児たちに日本語教育も行っている。

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