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モンテッソーリペアレンツ受講生インタビュー

同じ方向を向き、夫婦で一緒に学ぶ子育て

夫婦でともに学び思考するモンテッソーリペアレンツでの時間

妻: S.Kさん・夫:K.K.さん(2022年5月受講開始)
ひとりひとりの「はぐくむ」ストーリー【受講生の声】

しなやかな子育ての軸を育むための場所「モンテッソーリペアレンツ」。この、ひとりひとりの「はぐくむ」ストーリーでは、受講生ひとりひとりの子育ての軸を育む旅路をお届けします。

モンテッソーリペアレンツには、子育ての軸を育むための「MP COMPASS〜7つの指針〜」があります。毎月開催するワークショップでは、この7つの指針をひとつひとつ取り上げながら「どうありたいか(Being)」「そのためにどうするか(Doing)」を思考・言語化することで自分の中に気付きが生まれ、このサイクルを繰り返すことで、子育ての軸を育む(Having)ことを目指していきます。
“今ここ“に集中して自分と向き合い思考し、出てきた言葉や気付きが、自分らしい“しなやかな子育ての軸“を育むピースのひとつになっていきます。

今回お話を聞かせてくださるのは、S.Kさん、K.Kさんご夫婦です。

プロフィール
妻: S.Kさん(保育士(育休中))・夫:K.K.さん(会社員)さん

お住まい:愛知県 
お子さまのご年齢:3歳7か月女の子、1歳6か月男の子

ワークショップのテーマ 「自由」

2022年8月のワークショップ、テーマは「自由」でした。モンテッソーリ教育で大切にされる、こどもの自立や自律。その育みを助けるためにこどもたちが必要とする「自由」について、「制限」という部分にも触れながら思考していきました。

モンテッソーリペアレンツ
MP編集部

Sさん、Kさん、こんにちは。いつもワークショップにご参加いただきありがとうございます!

Sさん(妻)

こちらこそありがとうございます!今回のワークショップは、わが家のルールを見直すきっかけになりました。

Kさん(夫)

ワークショップで、いつも「自分の子育ての軸」を考える時間を持てること、ありがたく思います。

モンテッソーリペアレンツ
MP編集部

今回はご夫婦そろってのインタビューです。おふたりで受講されることでどのような変化が生まれたのか、詳しくお聞かせください!

ワークショップでの気づきを持ち寄り、話し合い、実行する

平日の午後、絵本を読んでいる写真です。2人とも絵本が好きで1日に何冊も読んでいます。
「自由」をテーマとした今回のワークショップはいかがでしたか?
Kさん:「こどもは自由なもの」と思ってきたので、まず「制限が必要」という認識がなかったことに気が付きました。「制限がなければ自由も尊重されない」というお話を聞き納得しました。

Sさん:あきえ先生の発信で見聞きしてきた「制限」という言葉とその意味が、今回のワークショップでつながった気がします。育児を振り返り、「柔軟性」はあっても「一貫性」が欠けていることに気づき、家でのルールを話し合いたいと思いました。
ワークショップへの参加を通じ、どのような変化を感じられていますか?
Sさん:ワークショップは別々のアカウントで参加し、各々で思考しています。そのため、流れてくるチャットを見てお互いの視点を知り、ワークショップが終わったところで考えを共有します。

Kさん:最初のころは、テーマについて考え言葉にすることを難しく感じましたが、回を重ねるごとに徐々にできるようになり、言語化することの大切さを知りました。思考する時間がしっかり設けてられていること、また「自分の子育ての軸」について考えることができありがたいです。

Sさん:私も、以前は「なんとなく大事」と思いながらもうまく言語化できなかった部分が、思考、言語化することで明確になりました。なぜ自分がそのかかわりをしているかのか理解し、その上で行動に移せるようになったと思います。
ワークショップで見えた気づき、また「実行」の際に工夫されていることがあれば教えてください。
Sさん:ワークショップの直後は意識していることも、時が経つと薄れてしまいます。そのため、定期的に夫婦で見直す時間をもつこと、そして宣言を実行したら夫に伝えるなどアウトプットすることを意識しています。

Kさん:僕もワークショップの中で宣言したことを忘れてしまいがちです。月に一度ワークショップがあるので、そこで前月の宣言を確認し、できていない部分を話し合うなど工夫しています。

Sさん:今回のワークショップの後は、家庭内であいまいになっていたルールや、ルーティンで見直したい点など「制限をかけたい部分」について話し合いました。

Kさん:たとえばこどもたちのお茶の飲み方ひとつなど、日常生活の中で制限が必要な場面に気づくと同時に、「制限のかけ方」に夫婦間で違いがあることにも気づき、合わせていきたいと思いました。

子育てについて、夫婦でともに学び考える時間

一緒に動画を見てワークシートに記入しています。
いつもおふたりでワークショップに参加され、一緒に学ばれている姿が印象的です。なぜご夫婦でMontessori Paretnsを受講されることにしたのですか?
Sさん:夫はもともと育児に積極的に参加してくれていたのですが、環境づくりやかかわり方、発達段階などについては、主に私から提案、情報共有する形でした。育児にかける熱量に差を感じ、「同じ気持ちで育児を考え、深い会話をしたい」と思っていたところモンテッソーリペアレンツの開講を知り、夫に私の思いを伝え、受講に誘いました。

Kさん:僕自身、以前は「子育てを学ぶ」という認識があまりなかったんです。その部分の意識がまったく違いました。まずは学び、行動し、自分で考えてみたいと思い受講を決めました。
モンテッソーリ教育を知ったきっかけ、また、日々学びの時間をどのように捻出されているのか教えてください。
Sさん:長女が生まれた時、さまざまな本を手に取る中で「保育の仕事を含め、私がこどもとのかかわりで大切にしたいことはモンテッソーリ教育にあるのでは」と感じたことが始まりです。本などで得た情報は「なんとなく知識が増えた」という感覚でしたが、モンテッソーリペアレンツを受講するにあたり、「学びを自分のものに変えていこう」と覚悟ができたのは大きな変化でした。

Kさん:講座は週に1〜2回、こどもが寝たあとにふたりで受講しています。育児や仕事に忙しい日々ですが、一緒に見て、その時に感じたことをその場で話し合いたくて

Sさん:モンテッソーリペアレンツではシートが用意されているので、学びを振り返ることができるのがありがたいです。また、ワークショップで思考することで、より自分のこととして考えられるのもいいですね。

相手が同じ気持ちで子育てをしているという安心感

川に行き沢ガニを捕まえている写真です。下の子は石を拾うのに夢中になっていました
ともに子育てについて学ぶことで、どのような変化がありましたか?
Sさん:「敏感期」「無意識」など、同じ言葉や視点でこどもをとらえられるようになったことがうれしいです。以前は何か変えたいことがあっても言い出しづらかったのですが、一緒に学び始め、考えをどんどん伝えられるようになりました。夫が同じ気持ちを持ってくれているという安心感があるからだと思います。

Kさん:妻が伝えようとしてくれていたこと、またこどもに対し「なぜだろう」と思っていたことが、学んでみてしっくりきました。妻から伝えてもらうだけでは自分ごととして捉えづらい部分がありましたが、今では「環境を変えていかなくては」と自分自身で考えるようになったというのも大きな変化です。
おふたりの現時点での「自分らしい子育てのしなやかな軸」は何でしょうか?また、これからどのような学びの時間を過ごしていきたいですか?
Kさん:こどもたちには「自分の頭で考えて行動できる人になってほしい」と思います。そのために自分たちができることを日々考えています。これからも継続して学び、知識を吸収していきたいですね。

Sさん:「こたえはこどもが持っている」と思うので、こどもを観察し、今何を求めていて、自分たちがどのような環境を用意すればよいのか見極めていきたいです。こどもの発達や環境について学び行動に移し、よりよい環境を作っていきたいですね。
Kさんご夫婦からみなさんへのメッセージ

Kさん:子育ては変化の連続です。僕は子育てについて知識をつけることで、うまくいかなかったことをしっかり自分ごととして考えることができるようになりました。学ぶことの大切さと、自分自身の大きな変化を感じています。

Sさん:夫婦で学ぶことで、ふたりが同じ方向を向き、同じ気持ちで「こどもの育ちを助けるためにはどうしたらいいのか」話し合えるようになったのが何よりよかったです。ひとりが学び、それをただ伝えるのとはまったく違うと感じます。夫婦割りもありますし、ぜひご夫婦ふたりで受講されることをおすすめします!

子育てのためのモンテッソーリ教育がオンラインで学べる!

モンテッソーリペアレンツは、子育てに特化したモンテッソーリ教育のマインド・知識・こどもへのかかわり方を体系的に学び、子育て力が身につくオンラインスクールです。

モンテッソーリ教育を学んで、お子さんとの毎日もっと楽しいものにしませんか?子育てを一緒に考え、支え合える仲間が待っています。

この記事を書いた人
Mariko Dedap
ライター / 保育士 / 中高美術教諭

フランス在住ライター。教育、語学、旅、文化などについて執筆。日英翻訳も行う。大学卒業後渡英、ロンドンでライター活動を開始。その後日本で英会話講師や編集業を経たのち、インターナショナルスクールで5年間幼児教育に携わる。現在は、フランス南西の街トゥールーズで、日本にルーツを持つ幼児たちに日本語教育も行っている。

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