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必要なかかわりはこどもが教えてくれるーMPで変化したこどもへのまなざし

Before:声かけの正解を求め続け「いい子育て」のプレッシャーを感じていた

これまで「いい子育てを提供しなきゃ」「私の声かけがすべてを左右する」という思いで、気づかないうちに自分を追い詰めてしまっていたという綾子さん。

ふとしたきっかけで出会ったモンテッソーリペアレンツ(以下MP)で「必要なことは、こどもがすべて教えてくれる」と気づいた綾子さんは、そこから「子育てで本当に大切にしたいこと」が少しずつ変わりはじめました。

声かけの正解探しに迷い続けた日々から、
こどものサインを大切にして寄り添う子育てへ。

その変化の過程や、MPの学びがどのように綾子さんの日常に根づいていったのか、その道のりを伺いました。

プロフィール

加々良綾子さん
お住まい:埼玉県
ご職業:パート
お子さまの人数:2人(4歳、1歳)
(2024年12月受講開始)

目次

声かけの正解を求め続け、「いい子育て」のプレッシャーを感じていた

受講する前はどんなお気持ちで子育てをされていましたか?

MPに出会う前の私は、
「親がこどもにいい子育てを提供してあげなきゃいけない」
「こどもを優等生に育てなくちゃいけない」
という思い込みを強く持っていました。

その中でも特に、自分がしてあげられることは「声かけ」しかないと考えていて、「声かけがすべて」という感覚で子育てをしていました。
こどもが泣いたり、ぐずったり、うまくいかない姿を見ると、
「また私の声かけがいけなかったんだ…」
と、すべてを自分の声かけのせいにしてしまっていたと思います。

YouTubeや育児本で声かけの正解をたくさん調べましたが、
「これはもうやっているな」「なんだかしっくりこない…」
という感覚が残り、「これだ」という確信にはなりませんでした。

そんな中、長男を妊娠中、当時の上司からクレヨンハウスの育児雑誌『月刊クーヨン』を紹介いただいたことを思い出しました。その中にあきえ先生の連載があり、連載で紹介されていたのは、掃除をしたり、お皿を洗ったり、雑巾がけをしたりといういわゆる「家のおしごと」。
実際の生活に落とし込むことができなかったことや、声かけがすべてという思い込みに気を取られ、このような「家のおしごと」や「日常生活の練習」ということを忘れていました。

こどもが生まれて改めて読み直し、あきえ先生の発信やモンテッソーリ教育に触れていく中で、こどもとのかかわり方に新しい可能性が広がったような気がしました。
様々なYouTubeや育児書を読んでもしっくりこなかったけれど、私が子育てで大切にしたいと思っていたことはこれだと感じたんです。

そこでちょうどMPが月額プランへとリニューアルするタイミングもあって「今だ!」と受講をスタートしました。

家の前で遊んでいる様子

必要なことはこどもが教えてくれる。変化したこどもへのまなざし

受講をしたことで、ご自身にどのような変化を感じていますか?

MPを受講して、いちばん大きく変わったのはこどもを見るまなざしです。

以前の私は、こどもの行動に対して、
「また声かけを間違えたかな…」と、すぐに自分の声かけに原因を探していました。
しかし、MPで学んでからは、
「この行動の裏には、どんな気持ちがあるんだろう」
「何をしてほしくて、こういう行動になっているんだろう」
と、まずこどもの本心に目を向けられるようになりました。そしてその気持ちを丁寧に受け止めることこそが、この子にしてあげられる大切なことなのだと気づいたのです。

それからはこどもが泣いている時も「もう泣かないで」と止めるのではなく、
「ママに抱っこしてほしかったんだよね」
「ママがちょっと怒った顔をしたのがイヤだったんだよね」

と、言葉にならない気持ちを代弁するかかわりや声かけを意識するようになりました。

以前の私は「正しい声かけ」を追い求めていましたが、
今は、こどもを観察していれば必要なことはこども自身が教えてくれるということを実感しています。
こどもに向けるまなざしが変わったこと、それが私にとっていちばん大きな変化でした。

学びはじめてすぐの頃、下の子はまだ1歳でお話ができる前でしたが、泣いている時は気持ちを代弁して声をかけるよう意識してかかわっていました。

2歳になりお話ができるようになった今、「〇〇がいやだった」と言葉にして伝えてくれる姿を見て、「ああ、伝わっていたんだな」と、とても嬉しくなります。

土日の夜ご飯のお手伝いが習慣になっています

金曜日の夜は「MP時間」
1週間の子育てと自分をそっと振り返る時間

忙しい毎日、どのようにMPの学びを日常に取り入れていますか?

MPの学びは、今の私の子育てにかかせない存在になっていて、日常の中に「金曜日の夜はMP時間」 という形で溶け込んでいます。
毎週金曜日の夜は、「MP時間」と決めて、ライブ授業を見ながら1週間を振り返る大切な時間としています。

実はこの「MP時間」が生活の一部として根づくまでには色んな試行錯誤があったんです。

受講しはじめたばかりの頃は、レッスン動画で学びたい!という気持ちも強く、毎日夜遅くまで学びの時間をとっていたのですが、その結果、寝不足が続き、気持ちに余裕がなくなってきてしまいました。

これではまずい!と思い、あきえ先生の「朝活」の話をヒントに、勉強時間を朝に変えてみました。心地よさは感じたものの、私が朝早く起きることでこどもたちも起きてしまって、学びに集中することができなかったんです。

試行錯誤の末にたどり着いたのが「金曜日の夜」。
毎日頑張ろうとせず、1週間に1回、金曜日の夜を「MP時間」と決めて取り組むと、ちょうど1週間の振り返りもできて、私にとってとても心地のよいペースとして日常の一部となりました。

特に大切にしているのがライブ授業の「ME TIME※」です。
受講前は、「できなかったところ」「反省すべき自分」ばかりに目がいきがちでしたが、今はME TIMEで振り返ることで、小さな変化に気づくことができ、「やってきたことは間違ってないな」と自分への安心や自信につながっていると感じています。

※「ME TIME」…MP月額プランで提供しているライブ授業のひとつ。講師とともに、子育てを振り返り、自分自身の気持ちや心の動き、そしてこどもや自分の変化に気づくための時間。

普段の学びの様子

こどもが伝えてくれることに、寄り添っていたい

ズバリ!綾子さんの子育ての軸を教えてください。

「こどもに寄り添える親でありたい」ですね。

MPを学んでから、こどもをよく観察していると「必要なことはこども自身が教えてくれるんだ」と実感します。このサインを見逃さないように、気持ちを受け止め寄り添っていける親でありたいなと思ってます。

公園でどんぐり集め「どんぐりあった!」と教えてくれた時

「そんなに頑張らなくても大丈夫だよ」と伝えたい

どんな方にモンテッソーリペアレンツをすすめたいですか?

過去の私のように、「いい子育てをしなきゃ」「優等生に育ててあげなくちゃ」とプレッシャーを抱えている方には、ぜひMPをおすすめしたいです。

私自身、視点が変わり、肩の力が抜け子育てを楽しめるようになりました。過去の自分に「大丈夫だよ、そんなに頑張らなくてもいいよ。思いは伝わってるよ。」と声をかけてあげたいですね。

公園にあった土管を覗いている様子

モンテッソーリペアレンツはあなたにとってどんな場所ですか?

「子育ての原点であり、自分の思いや願いに気づける場所」です。

今でも忙しい時にはつい「どう対応するか」「何と声をかけるか」に意識が向いてしまうこともあります。
でもMPの学びにふれることで、
「自分はこどもにとってどんな人でありたいのか」という願いに立ち返らせてくれます。その願いが私の子育ての原点です。

今では、この原点の気持ちに立ち返り、日々を振り返る時間は私の子育てには欠かせない時間になっています。

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